2012年1月22日日曜日

北京で旧正月

北京に行ったのがちょうど中国の旧正月だったので、大晦日の夜は北京市内では花火があがり、いたるところで爆竹が鳴らされていました。

「きっと天安門広場や王府井は人でごった返して面白いことになってるはず!」と思って行ってみたのですが、意外なことにほとんど人はいませんでした。(もしかしたら常識かもしれませんが)天安門広場や王府井のようなところでは警察の取り締まりが厳しくて、騒いだりできないのかもしれません。裏通りでは、パトカーの目の前でも爆竹を鳴らしていいみたいでした。

大晦日の天安門広場 意外と閑散としていた
思惑ははずれてしまいましたが、1時間ほどウロウロしている間に裏通りで爆竹を鳴らしている人たちを3、4カ所で見ることができました。



爆竹の音や花火はそれだけで高揚感があるし、爆竹を鳴らしている人たち、それを見に来ている人たちの興奮を感じられて、とてもおもしろかったです。


年越しの瞬間に何かあるのかなと思って11時から12時くらいまでウロウロしていたのですが、ホテルに帰って来てからも爆竹の音がずっと続いていたので、もしかしたら12時を過ぎてからの方が賑やかだったのかもしれません。でもおかげで、遠くに爆竹の音を聞きながら、楽しかったなあという気持ちのまま眠れて幸せでした。

元旦の朝には獅子舞を見ることができました。イベントがあることは、前日ホテルの部屋に「明日の朝、獅子舞来るから、ロビーに見に来てね」というレターが届いていて知りました。宿泊客のための見世物なのかと思ったのですが、ロビーだけでなく観客のいない厨房やスパなどの施設でも舞っていたので、魔除けや招福といった意味のあるれっきとした新年の儀式だったのだと思います。


偉い人がお酒を撒く
目を入れる儀式
獅子舞は芸者の人が呼ばれて来ていたのですが、1年に1回だからなのか、後継者不足なのか、確実に練習不足で、肩車など大技を失敗していました。あんなにもたついていて来年も呼んでもらえるのか心配です。。楽器を担当していた座長っぽいオバちゃんが演技中もこっそり指示を出していて「あんたたちもう肩車はいいから〆に入っちゃいな!」とか言ってたんだと思います。舞台とは違って袖がないことで、手際の悪さも含めて獅子舞の裏側まで色々見られたので、私にとっては良かったです。
最後は天井から吊られた籠を落として終わりです。
中にはレタスやお金を象ったチョコレートが入っていて、チョコはもらえました。
今回はたまたま行ったときが旧正月だったのですが、時期を合わせて行ってもいいくらい楽しめました。

外国で現地の新年を過ごしたのは2度目です。1度はバリでした。バリの新年は3月頃、ニュピと呼ばれ、労働が禁止になります。外出はもちろん、電気を点けることも労働とみなされます。とは言えホテルではホテルの敷地内なら外へ出られますし色んなことを多少多めに見てくれるので、この日だけは現地の人もホテルに泊まりにくるのか、この1日だけやたら人が多かったです。夜になると見回りの警官?が訪ねて来て「外に光が漏れているので、電気を消すか、きっちりカーテンを閉めてください」と注意していきました。爆竹や獅子舞のような華々しいイベントがあったわけでもなかったですが、それでもやはり「バリの新年」を体験できて思い出深い日になりました。

新年などのお祭りに参加することで、ほんの少しではありますが、現地の文化の一端を体験できるのでオススメです。

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