ヒルトン北京王府井は王府井の大通り沿いではありませんが、大通りから一本入ったところにあり非常に便利です。故宮博物院や天安門広場も、歩いて行こうと思えば行けます。
建物は大きなビルなのですが、表通りに面しているのはマカオセンターというホテル?で、ヒルトンの入り口は裏側にあるので、初めて行った時はちょっと分かりにくいです。
部屋は広くておしゃれで、とても素敵でした。
ウェルカムギフトとしてヒルトンのオリジナルテディベアが置かれていました |
デスク。左手にドックがあり、ここのコンセントは日本のものがそのまま使えます |
バスルーム。かなりオープンですが、閉めることもできます。左手に独立したシャワーブースがあります。 |
ベランダも広かったです。寒かったので一度も使いませんでしたが。 ベランダからは隣のショッピングセンターの裏側が見えます。。 |
ウォークインクローゼットが広すぎる!!自分ちくらいありそう。。 |
エグゼクティブラウンジ |
エグゼクティブラウンジは朝ごはんはもちろん、 夜ごはんもここでOK!なくらい充実しています |
4階にプールがありますが、暖房はないので1月ではかなり寒く、あまり長時間泳いでいる気にはなれませんでした(もっと一生懸命泳げば暖まるのかもしれませんが…)。監視員も寒そうにバスタオルをかぶっていました。
同じく4階にあるスパにも行ってきました。ここは北京の物価からするとありえないくらい高いです。「日本よりは安い」というくらいの価格でした。最終日に時間が余って、新年で開いている店もタクシーもほとんどなかったから行ったのですが、そうでなければ多分行かなかったです。施術自体は丁寧で一生懸命やってくれて良かったですが、北京でこの値段を払ってでもここのスパに行きたい!というモチベーションになるほどの特徴はなかったかも。エステティシャンの方は男性でした(予約の時に男性になることは伝えられる)。
過剰とも言えるほどのスタッフが雇われていて、必ずしも英語が堪能なスタッフばかりではありませんでしたが、接客についてはしっかりした教育が行われているようです。また、ヒルトンメンバーに無料で提供される食事の質も量も欧米のヒルトンのものに比べて圧倒的においしく(おいしさについては中華料理のポテンシャルによるところもあるかもしれません)、バリエーションに富んでいました。その場で調理してくれるホットミールまであり、朝、3時、夜ごはんは無料のもので十分すぎるくらいでした。
ここで、観光業にとって物価、労働力が安いことが満足度に大きく寄与することを強く感じました。同じ系列のホテルでも、物価の高い国と安い国ではここまでサービスに差が出るのだということを肌で感じられたからです。
私は日本人として旅行する立場なので外国の物価は安ければ安いほど嬉しいですが、一方で日本で観光業を営む人たちは、中国やその他の物価の安いアジア諸国に負けない、価格以上の価値を提供しなければどんどん観光客を奪われてしまうのではないかと思いました。
その点日本のビジネスホテルは、欧米のホテルに比べて、(狭さを除けば)格段に設備がいい割に格安なので、ウォシュレットと同じくらい外国人に評価されてほしいところです。実際上野辺りのビジネスホテルでは、韓国人や中国人の団体客をよく見かけます。ビジネスホテルの存在に欧米の旅行者も気づいて利用してくれるようになるといいと思います。